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嫡出子、婚外子は平等なのか。新報道2001 [ニュース]

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「婚外子」相続差別は違憲という最高裁の判決が出ましたね・・・・。
この、相続というのは、家族の誰かが亡くなった時に一番問題になり、一番ややこしいことになるところ・・・。

嫡出子、婚外子間での相続の割合もそうだが、嫡出子間でも、相続というのは難しい。

特に昨今、離婚・再婚が増えている中、同じ嫡出子であっても、「最後まで介護をした子供」と「介護も何もせず、ただ子供であるから財産がもらえる子供」という不平等が生まれることもままある。

つまりは、最初の結婚で出来た子供=離婚後、親が病気になったりしても連絡がなかったりして、介護も何もせず、手を一切かけずにいるが、その親が亡くなった場合は相続権がある。
再婚で出来た子供=親が病気になった際に看護をしたり、介護をしたりして、手をかけたので、最初から相続権はあるが、その分の苦労もしている。

ここでも不平等であることは明白だ。

そして親が離婚や再婚などをしていない場合でも、兄弟・姉妹間で不平等が生じる場合もある。
往々にして親などがやってしまうのが、「生命保険や年金保険などを、長男長女を代表として残してしまう」というケアレスミスである。
それぞれ、子供の数と同じだけ保険に入っていればいいが、そうでない場合、生命保険、年金保険などが支払われるのは、指名された者にだけ。
ここで長男・長女が「じゃあ、皆で分配ね」という度量があればいいんだろうが、「これ、私宛だから」と、長男長女が一人取りしてしまうケースも多い。
そこで実は次男・次女・三男・三女、もしくはその配偶者たち、などの方がよけいに親の看病に手をかけていたり、お金を出していたり、労力を使っていたりすると、それは確実に兄弟姉妹の仲を裂く結果になる。

親は子供のためを思って、と残したものが、兄弟姉妹を離散させる引き金になる場合がある、ということだ。

ここに嫡出子、婚外子までが平等に、となってくると、さて、誰が親の老後を面倒みるのだろうか??

婚外子が親の老後を見る、というのはあまりよくあるケースではないだろう。
老後を見るのは、大体が嫡出子ではないだろうか。

そして、男性が親の面倒を見る、というのも、まだあまり「一般的な」ケースではないだろう。
結婚していれば、「嫁」が相手の親の面倒と、自分の親の面倒を見るわけだ・・・。

けれど、「婿・嫁」は養子縁組していない限り、相続権はない。

昔ならば、長男・長女が全相続。
その代わりに親の面倒も全部見る。
次男・次女・三男・三女、その配偶者、などは遺産ももらえないけれども(遺言がない限り)、親の老後の面倒はみなくても済んだ。

それが、変な形で現在まで引き継がれているから、兄弟姉妹の絶縁、というのが多くなっているのではないだろうか。

今回の最高裁の判決の背後には、諸外国において、婚外子の地位を嫡出子の地位と同等に扱うという傾向が徐々に強まってきたことから、日本でも、相続法の改正作業の一環として、婚外子の相続分の見直しが検討されるようになった、ということがありそうです。

ただし、この協議は1979年からなされており、一度は見送られています。
見送られた理由は、

(1)正当婚姻を尊重する国民感情が婚外子を嫡出子と同等に処遇することを許容するに至っていないこと(2)我が国における婚外子の出生率は0.8%と低率であること、などが挙げられています。

確かに、今の日本で「正当婚姻」以外を認めるようになってしまったら・・・・ますます世の中がカオスになる気がするんですが、いかがでしょうか。

海外で婚外子を平等に、という論調になった基盤は、海外での女性の就業率、それから年収とも関係があります。後は社会保険の充実度。
そして「専業主婦」を男性側が望むか望まないか、ですね。
女性は自分で一人前の給料を稼いでますし、フルタイム、もしくはワークシェアリングなどの形なので、年収もそこまで男女差はありません。
老後に関しては、特にヨーロッパは社会保険が充実しているので、実の子供たちが何かしなければいけない、ということもあまりありません。
別に、したかったらする、という感じです。
「しなければいけない」のと「したいからする」では、感情面で随分差が出ますよね。

ですから、欧米圏での婚外子の取り扱い方としては、平等でも、さほどの差は出てこないことになるわけです。この場合は、労力としての差、ですね。
看護、介護、家事、育児。
こういったことも、欧米では男性も積極的に参加してますので、それが原因で離婚、というのはあまり聞かないケースです。
私の海外の友人、男性陣は下手すると奥さんより家事、得意です。
料理とか、フランベとかしちゃったりして、すごいです。
奥さんには床に這いつくばって床磨きをするよりも、外に一緒に出るときに誇らしい気持ちになれるように、きれいでいてほしいみたいですね。
ですから、育児に関してはベビーシッターも使います。
たまにはリフレッシュ、たまには子供抜きでいいところに行って、美味しいものを食べて、愛情の再確認、というところでしょうか。

それに対して、今の日本では、「奥さん」には稼いできてもほしいし、でも自分は家事はしたくないし、子育ても分からないし、親の世話も時間がないから出来ないし・・・・でも、セックスするなら若い子とか、奥さんとは違うタイプがいいな、という男性が非常に多いです。
うーん、よくばり。

つまりは、奥さんは稼ぎもし、家事もし、育児もし、親の面倒も見て・・・そして旦那はその間に浮気、と。
それに加えて相続権もなし、と。
そこに実の兄弟姉妹との相続争い、それに加えて婚外子も交えた相続争いになるのか???と考えてみると、「誰か一人死ぬごとに、どこかの夫婦が破たんする」事態になりそうな気がしてなりません。苦笑

日本でも、相続専門弁護士、というのが確立されてくるかも、しれないですね。




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